自由民主党 千葉県議会議員  三沢さとし  www.三沢さとし.com


議会報告 更新履歴



      2022-12-14
令和4年12月定例県議会
一般質問 
2022-07-14
令和4年2月定例県議会
一般質問
 
2021-11-15
令和3年6月県議会
一般質問
 
2021-10-31
令和3年 6月・9月県議会
予算委員会
 
2021-08-21
令和3年2月定例県議会
一般質問
 
2021-03-16
令和3年2月県議会
予算委員会 you tube
2021-03-1
令和3年2月県議会
一般質問 you tube  
2020-04-17 (2の2)
令和2年2月定例県議会

2020-04-06 (2の1)
令和2年2月定例県議会
2019-05-08
令和元年2月定例県議会



 

「議会報告」  令和4年12月定例県議会

一般質問(令和4年12月2日)    更新:2022-12-14
 
     
 

更新:2022-12-14
           

 「議会報告」  令和4年12月定例県議会 一般質問(質疑応答)

 千葉県議会議員 
三沢さとし


 令和4年12月県議会の一般質問に登壇し、館山市を中心とした安房地域が直面する様々な課題を取り上げ、
 考えをただしました。質問と答弁及び要望について概要を掲載(PDF仕様)いたします。


令和4年12月定例県議会(本会議) における答弁要旨(PDF)
(質問日:令和4年12月2日)
 
三沢さとし  https://youtu.be/x2wgWXzKMFw(R4-12-2 YouTube 

 三沢さとし 質問要旨

(1) 海岸の管理について
海岸漂着物対策について
重点区域における海岸漂着物の処理状況はどうか。
また、今後どのように取り組むのか。
(1)  海岸の管理について
海岸漂着物対策について
プラスチック等の海岸漂着物を減らすための発生抑制対策の取組状況はどうか。
1  (1) 海岸の管理について
海岸漂着物対策について
館山市内の県管理海岸におけるボランティア清掃活動の円滑化に向けた
取組状況はどうか。 
 1  (1) 海岸の管理について
海岸漂着物対策について
館山市内の河川における竹木の流出防止の取組状況はどうか。 
 1 (2)   海岸の管理について
県では、夏期観光シーズンの海水浴場において、水上オートバイ等の小型
船舶から、海水浴客の安全をどのように確保しているのか。 
    県民利便性の観点を考慮した館山警察署新庁舎の特徴はどのようなものか。
    災害時に市町村を支援するための備蓄の状況はどうか。
また、輸送手段をどのように確保しているのか。
(1)   農林水産業の振興について
施設園芸における燃油価格の高騰に対し、
県はどのように取り組んでいるのか。
(2)   農林水産業の振興について
安房地域の農業の担い手対策にどのように取り組んでいるのか。
(3)   農林水産業の振興について
船形漁港における市場機能強化の取組状況はどうか。
    館山市域における県管理道路の雑草対策について、取組状況はどうか。
(1)   港湾振興について
館山港多目的桟橋のクルーズ船寄港にあたり、新型コロナウイルスの対応を
どのように行っているのか。
6 (2)   館山港多目的桟橋の機能強化に向けた取組状況はどうか。 
7     県発注工事における入札不調の原因とその対策はどうか。 
8     千葉県誕生150周年記念事業にあたり、県として、市町村に対しどう働き
かけていくのか。 
9     県教育委員会では通信制協力校の充実にどのように取り組むのか。 



     










 
 更新:2022-07-14
    

 「議会報告」  令和4年2月定例県議会 一般質問(質疑応答)

 千葉県議会議員 
三沢さとし


 

 令和4年2月県議会の一般質問に登壇し、館山市を中心とした安房地域が直面する様々な課題を取り上げ、
 考えをただしました。質問と答弁及び要望について概要を掲載いたします。


  就農者の確保・育成を
  次の食育計画の周知を望む
  不登校児童生徒 取組の拡充要望
  海岸漂着物 安房で65トン処理
  年間を通じ工事の平準化を
  まず通学路の安全対策 着実な幹線道の4車線化
  ワーケーションの促進
  館山警察署 新年度内に新庁舎完成
  まず現場で課題確認





農業の”危機“をただす

1■就農者の確保・育成を

◇新規就農者の確保・定着 

Q:三沢さとし  

令和2年の千葉県の総農家数は約5万1千戸で、前回調査の平成27年から5年間で1

2千戸が減少した。特に、安房地域の従事者は5年間で1,300人余り減少している。一方、

千葉県の新規就農者は年間300400人程度で推移している。

そこで伺うが農業への新規参入者の確保・定着に向けて、県としてどのように取り組んで行くのか。


A:農林水産部長

県では、専門スタッフによる就農相談や農業法人への就職斡旋、県立農業大学校での技術習得の

支援に加え、就農前後の資金交付や地域の農家との意見交換会の開催などを実施しております。

今後は、地域の特性を踏まえながら就農準備から定着までを一貫して支援する体制を構築して積極

的に支援してまいります。



新規就農者のサポート構築

Q:三沢さとし

地域における新規就農者のサポート体制を構築するため、どのような働きかけをしていくのか。

 

A:農林水産部長

県内には、連携して新規就農者の取り込みを図っている産地があり、このような取り組みを県内に

広げて行くため、先進事例を紹介し、経営モデルや研修カリキュラムの作成などを支援してまいります。

 

要望(三沢さとし)

新規就農者の確保にあたっては、市町村の移住・定住促進策と連携するとともに、地元JAなどと協力して

県がリーダーシップを発揮し、茨城県に負けないよう取り組んでいただくことを要望する。

 

 



2■次の食育計画の周知を望む


◇次の食育推進計画の取組

Q:三沢さとし

県は来年度から5年間を計画期間とする第4次千葉県食育推進計画の策定を進めているが、

どのように取り組んでいくのか。

 

A:知事

4次計画には、SDGsへの感心の高まりなど環境変化に対応した新たな視点を取り入れています。

これを踏まえ、ライフステージに対応した施策の展開、職のつながりを意識した体験活動の促進、市町村等

との連携強化に引き続き取り組むとともに、食品ロスの削減や環境に配慮した農産物の理解促進など、

環境を意識した食育に取り組んでまいります。

さらに、情報発信や、研修会の開催などにより、時間や場所を意識せずに情報が得られるように工夫しながら、

食育に取り組みます。




要望(三沢さとし)

計画に掲げた理念や取り組みを、より多くに県民に知ってもらい、実行してもらうため、関係者と連携していくよう

要望する。

 

 

◇食育の取組を拡大

Q:三沢さとし

計画を進めて行くためには、行政機関のみならず食育ボランティアや民間の活動が欠かせない。

県は、食育の取り組みをどのように広げて行くのか。


A:農林水産部長

「ちば食育ボランティア」や「ちば食育サポート企業」、農業体験の受け入れ、学校での出前授業の開催、

県産食材を使ったレシピの紹介、教育現場やシニア団体へのプログラムの紹介など、様々な活動を展開

してまいります。

 

 




3■不登校児童生徒 取組の拡充要望

◇不登校への取組状況

Q:三沢さとし

近年、全国的に不登校児童生徒数は増加しており、本県においても同様の傾向であるという。

不登校児童生徒への県の取組状況はどうか。


A:教育長

不登校については、その要因・背景が多様・複雑であることから、スクールカウンセラー等の配置の

拡充に努め、活用の促進を図っているところです。

また、支援チームを学校に派遣し、市町村や民間支援団体等と連携を図りながら、きめ細かな支援

がなされるよう取り組んでいます。

 

 

◇県立高校への受け入れ
 

Q:三沢さとし

不登校児童生徒が中学校卒業後も学び続けられるよう、県立高校でも受け入れて、生徒にあった

学習環境を提供すべきと思うがどうか。


A:教育長

県教育委員会では、通信制の千葉大宮高校において、生徒の生活リズムや学習スタイルに合った

学びを提供しています。また、館山総合高校を通信制協力校に指定し、対面授業とオンライン授業を

併用したスクーリングや定期試験を実施しています。「次期県立高校改革推進プラン」では通信制協力校

の更なる拡充を推進することとしており、今後も学習環境の提供に努めます。


要望(三沢さとし)

引き続き、こうした取組の拡充を図り、生徒にあった学習環境の提供に務めていただくよう要望する。
                           

 






4海岸漂着物 安房で65トン処理 


◇河川のパトロール状況


Q:三沢さとし

安房地域の河川における竹木の撤去やパトロールの実施状況はどうか。

 

A:県土整備部長

県では、竹木や堆積した流竹木を撤去しており、今年度、安房地域では三原川など21河川24箇所

で実施しています。また、出水期前の巡視や出水後のパトロール時には、河川に隣接する民有地側の

竹木状況も確認しています。

◇海岸漂着物の処理状況

Q:三沢さとし

今年度の海岸漂着物の処理状況はどうか。

A:環境生活部長

今年度は、これまでに館山市と鴨川市において約65トンの漂着物を処理。他に年度末までに南房総市、

木更津市等の4市での処理を予定し、さらに山武市、大網白里市等の4市町が補助金を活用して処理を

行う予定です。

 

 

◇活動しやすい環境整備

Q:三沢さとし

海岸漂着物の処理において、県民が活動しやすい環境を整えることが必要と思うがどうか。
 

A:環境生活部長

県では美化清掃等のボランティア活動支援プログラムに基づき、清掃道具の貸し出しや保険加入の費用負担等

を行い、また今年度から安房地域において、県が管理する海岸収集ごみの受入れ窓口の一元化を図ったところです。

 

要望(三沢さとし

館山市では、海岸等の清掃活動を行っている「たてやまビーチグリーン ボランティアネットワーク」が令和

3年4月以降、70回を超える活動を実施しており、今後、円滑に活動に取り組めるよう環境の整備を

進めていただきたい。
また、市町においても効果的に回収・処理を実施するためには、十分な財源確保

が必要であり、補助金の確保について国に働きかけるよう要望する。










5■年間を通じ工事の平準化を 


◇県土整備部の取り組み

Q:三沢さとし

公共事業は、予算の単年度主義に基づき、年度ごとの事業執行となることが多いため、工事の閑散期と繁忙期

の差が大きい。工事発注の多い県土整備部における施行時期の平準化に向けた取り組みはどうか。


A:県土整備部長

県土整備部では、出先機関と「公共事業進行管理調整会議」を設置し「四半期ごとの契約目標に基づき、

執行状況の管理を行うとともに、ゼロ債や2カ年債務の活用、繰り越し設定などにより、平準化の推進に取り

組んでいます。

 

◇市町村への働きかけ

Q:三沢さとし

県は、施行時期の平準化について、市町村にどう働きかけているのか。

 

A:県土整備部長

県では、市町村等と組織する千葉県発注者協議会において、県の取組を紹介し、平準化を推進しております。

更に、各市の取組状況や課題を把握して助言を行い、債務負担行為等の活用を促しています。

これらにより、市町村の取組は年々進んでおり、引き続き様々な機会を活用し、働きかけてまいります。

要望(三沢さとし)

県においては、平準化推進のため、更なる、かつ思い切った取組を実施するとともに、市町村に対しても平準化

推進の働きかけを強力に行い、総予算の半分程度を目標に執行できるよう要望する。

 

 





6■まず通学路の安全対策  着実な幹線道の4車線化


◇通学路の安全対策

Q:三沢さとし

小学校の通学路の緊急一斉点検を受け、館山市内の安全対策について、道路管理者として県はどの

ように取り組んでいるのか。

 

A:県土整備部長

館山市内では、県道館山富浦線など38箇所において、路面のカラー舗装などの対策を実施することにしており、

今年度内に完了を見込んでいます。引き続き、通学路の安全対策にしっかりと取り組んでまいります。

 

要望(三沢さとし)

地元とも連携して、残る箇所についても早急に対応を進めるよう要望する。

 

 

◇富津館山道路の4車線化

Q:三沢さとし

館山自動車道は令和2年3月までに全線4車線化されたが、接続する富津館山道路は、未だ

暫定2車線となっており、早期の4車線化が強く望まれる。富津館山道路の都市計画と環境アセス

メントの手続の状況はどうか。

 

A:都市整備部長

全線4車線化に向けた都市計画と環境アセスメントの手続きに着手し、最初の段階となる都市計画の「評価書」と

境アセスメントの「配慮書」の手続きを完了しました。

本年1月から2月かけては、次の段階となる環境影響評価の「方法書」を縦覧し、住民説明会を沿線4市町

で開催したところです。今後は「方法書」の手続きを完了させ、環境調査等を行うとともに、都市計画の原案説明

会を開催するなど、引き続き、着実に手続きを進めてまいります。

 

 

◇館富トンネルの進捗状況

Q:三沢さとし

国道127号バイパスは、館山市北条から南房総市富浦町多々良までの7.6kmのバイパスで、富津

山道路へのアクセス道路となっている。このうち、館山市北条から富浦インターチェンジまでの区間は

順次、4車線化されてきたが、館富トンネルと、その前後の区間1kmは未だ暫定2車線になっている。

国道127号を管理する国は、令和2年度に全体事業費約30億円で4車線化に着手したとのことだが、

その進捗状況はどうか。


A:県土整備部長

国は、暫定2車線となっている館富トンネルを含む川名・富浦地区について、令和2年度に4車線化


に着手しました。現在、館富トンネルの東側に新たに整備するトンネルの詳細設計を進め、トンネル前後

の用地確保区間において、今後、切土やのり面工事などを実施していく予定です。県としては、早期4車線化

について国に働きかけてまいります。



要望(三沢さとし)

富津館山道路については早期の手続きと着工を、国道127号の館山バイパス館富トンネルについては

早期の供用開始に向けて着実に工事を進めるよう国に強く要望されたい。

仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」は、働き方の多様化だけでなく、観光産業にも大きな期待が

寄せられている。県では、ワーケーションの受け入れを更に促進するため、どう取り組んで行くのか。 











7■ワーケーションの促進


◇ワーケーションへの取組


Q:三沢さとし

仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」は、働き方の多様化だけでなく、観光産業にも大きな期待が

寄せられている。県では、ワーケーションの受け入れを更に促進するため、どう取り組んで行くのか。


A:知事

本県はワーケーションの場として優位性が高いことから、WiFi環境の整備やワークスペースの改修など、受入れ

環境を整備する取組に対し支援を行っております。また、環境整備が進んでいない市町村や事業者を中心に、

ニーズ調査等を踏まえた研修会を開催し、積極的な受入れ環境づくりを促してまいります。さらに来年度は、

地域への支援予算を拡充するとともに受入れ地域のマッチング、誘致のための情報発信を行うことにより、

取組み地域の拡大に努めてまいります。

 

要望(三沢さとし)

宿泊・滞在施設や交通利便性、通信環境の充実、魅力ある観光スポットの発掘、県外へのPRの強化など、

様々な取組が必要なので引き続き、県の積極的な取組・支援を要望する。

 






 

8■館山警察署 新年度内に新庁舎完成


◇館山警察署の建設状況

Q:三沢さとし

現在の庁舎は老朽化が進み、利用者の利便性低下などから、旧県立安房南高校の跡地に新庁舎の

建築工事が行われている。館山警察署新庁舎建設工事の進捗状況はどうか。

 

A:警察本部長

本工事につきましては、令和4年度内の完成に向けて、工程どおり順調に進んでおり、1月末現在

概ね50%の進捗状況となっております。

 

 

◇新庁舎の広報

Q:三沢さとし

館山警察署の新庁舎への移転及び業務開始時期について、市民にどのように広報していくのか。

 

A:警察本部長

新庁舎への移転や業務開始時期の日程が確定次第、速やかに県警ホームページへの掲載、署の

口における周知や、交番・駐在所が作成する「ミニ広報紙」を活用した地元自治会への周知、

地元新聞や広報紙への掲載依頼などを行いたいと考えています。

 

◇駐在所の老朽化対策 

Q:三沢さとし

館山警察署管内の老朽化した駐在所の整備状況はどうか。



A:警察本部長

館山警察署管内には25カ所の駐在所がありますが、令和2年度には3カ所のリフォームと1カ所

の建て替えを行いました。本年度は築後34年が経過した那古駐在所の建替工事を行っており

年度内に完了する予定です。引き続き、老朽化の状況を踏まえ駐在所の整備について検討して

まいります。

 

要望(三沢さとし)

令和4年度内の新庁舎完成に向けて着実に工事を進めていただくとともに、市民への周知を、しっかり

と行うよう要望する。また、駐在所の改修についても計画的かつ着実に行うよう要望する。





 


9■まず現場で課題確認を




三沢さとし

今回、館山市・安房地域を中心とする様々な課題を取り上げました。課題の解決には現場の状況を

よく知っていただくことが必要である。更にコロナ禍において様々な業界が大変苦労しています。

県幹部の皆さんは、それぞれの地域で抱える課題の現場に足を運び、実際に見た上で、解決に向けた

取組を進めていただきたい。


      










 更新:2021-11-15
    

 「議会報告」  令和3年6月定例県議会 一般質問(質疑応答)

 千葉県議会議員 
三沢さとし


          6月定例県議会で一般質問に登壇しました。
          この中で以前から提起している、海岸に打ち上げられる流竹木などの
          ゴミ問題を取り上げ、海岸漂着物の処理にあたっては、国の補助金
          制度を活用し、市町村と連携してゴミを減らすことは、社会全体の課
          題であると強く訴えました。


         漂着ゴミは社会全体の課題
         地域と協働した教育を・県立高校の魅力づくり

  重点区域に5市追加
  新規漁業者の確保
  海水浴場の感染対策
  千葉県の食育活動
  安房地域の高校進学率
  増加傾向の不登校
  水産校舎のグラウンド
  イノシシの捕獲強化
  合同庁舎の再整備へ



1■重点地域に5市追加


Q:三沢さとし
初めに、海岸漂着物について質問します。
県では「千葉県海岸漂着物対策地域計画」に基づき、国や市町村等と連携し、海岸環境の保全に取り組んでおり
我が地元の館山市を含む重点区域においては、国の「地域環境保全対策費補助金」を活用し、漂着物の処理が行
なわれてきました。そこで質問します。「地域環境保全対策費補助金」を活用した、海岸漂着物の処理状況はどうか。

A:環境生活部長
県では、令和2年度において、国の同補助金を活用し、館山市など5市で約157トンの海岸漂着物の処理をしたとこ
ろです。今年度からは、千葉県海岸漂着物対策地域計画における重点区域を5市追加して15市とし、同補助金を活用しながら地元市町と連携した計画的な処理を進めることとしています。

Q:三沢さとし
県では、同補助金を活用した海岸漂着物対策にどのように取り組んでいるのか。

A:環境生活部長
県では同補助金を活用して、重点区域における漂着物等の処理を行うとともに、海岸保全の重要性を訴える動画の
配信や、漂着物の実態を分かりやすく示したリーフレットの県内全小学校への配布等による啓発に取り組んでいます。

   要望:三沢さとし 

 海岸漂着物対策は、海岸に流れ着いたゴミを確実に処理することと同様に、
 県民に向けてゴミを川や海に捨てない、ゴミを減らしていく啓発を行なうことも
 重要であり、社会全体の課題として取り組むことが求められています。今後とも
 国や市町村と連携し、海岸漂着物対策にしっかり取り組むよう要望します。


2■新規漁業者の確保

Q:三沢さとし
漁業就業者の確保と育成は、水産物の安定供給のみならず、沿岸地域の活性化の視点からも重要な課題となって
おり、漁業に関心を持つ就業希望者と地域をつなげ、新たな漁業の担い手として確保・育成していくことが急務と考え
ます。新規漁業就業者の確保について、県はどのように取り組んでいるのか。

A:農林水産部長
本県でも漁業就業者の減少と高齢化が進んでおり、生産力と漁村の活力を維持するためには、新規漁業就業者を
継続的に確保・育成し、年令バランスのとれた就業構造を構築することが重要です。
そこで県では、水産事務所を窓口として、就業相談や体験・技術研修を行なっています。さらに昨年度は操業実態や
収入など漁業種類別の就業モデルや先輩漁業者の声を掲載した漁業の仕事をイメージしやすいパンフレットを作成し、
相談会の場や海洋系高校で配布することにより、漁業の魅力を伝えているところです。

   要望:三沢さとし

 水産事務所に窓口があることを十分に周知し、地元漁協と連携して、新規
 漁業就労者の確保に取り組んでもらいたい。
 


3■海水浴場の感染対策


Q:三沢さとし
新型コロナウィルス感染症対策に伴い、県では海水浴場を開設するためには、どのような感染防止対策に取り組む必
要があると考えているのか。

A:熊谷知事
県は、先般、海水浴場のある市町村に対し、海水浴場を開設する場合、感染防止のため留意すべき事項について
通知したとことです。
具体的には、「3つの蜜」の回避や、マスクの着用、手洗い、手指消毒、海の家における外食業ガイドラインの遵守など
基本的な感染防止対策を徹底するとともに、既に不開設が決定した海水浴場も多数あることから、開設した場合に、
例年以上の来場者となることも想定し、必要に応じ、入場者数の制限や駐車場の閉鎖、混雑状況の情報発信など
に取り組んでいただくよう要請したところです。


4■千葉県の食育活動

Q:三沢さとし
今月は、国が定めた食育月間であり、本県でも関係者が一体となって啓発活動を行っています。県では、食育をどのよ
うに推進しているのか。


A:農林水産部長
県では、第3次食育推進計画に基づき、「千葉の恵み」を取り入れたバランスの良い食生活の実践による生涯健康で
心豊かな人づくりを基本目標として、各種施策に取り組んでいるところです。
具体的には、収穫体験や料理教室など、生産から消費まで食のつながりを意識した体験活動を推進するとともに、県
産農林水産物の消費拡大や郷土料理など食文化の啓発に取り組んでいます。また、食生活の課題は世代別に異な
ることから、子どもの朝食摂取の啓発や高齢者の健康増進など世代に応じた施策を展開しています。


5■安房地域の高校進学率

Q:三沢さとし
私の地元の安房地域には県立高校が4校設置されています。この先、少子化がますます進む中、学校の活力を維持
し、将来地域を支える人材を育成するためには、地域と協働した教育をさらに進めることが大切だと考えます。安房地
域における県立高校及び私立高校への進学率はどうか。

A:教育長
安房地域を含む南房総教育事務所管内における昨年度の公立中学校卒業者5,815人のうち、県内の公立高校に
は3,680人、私立高校には1,789人が進学しました。
進学率は、公立63.3%、私立30.8%であり、5年前と比較すると公立が2.5ポイント減少し、私立が2.1ポイント増
加しています。


Q:三沢さとし
魅力ある高校づくりを進め、地域の子どもたちが「入りたい」と思えるような県立高校の魅力を、県民にもっとPRしていく
べきと思うがどうか。


A:教育長
安房地域では、地域に求められる人材の育成や地域の産業と連携した職業教育を推進するため、長狭高校に「医療
福祉コース」を、安房高校に「教育・基礎コース」などを設置し、また、館山総合高校に「観光の学び」を導入するなど、
各校の魅力化・特色化を進めてきました。
今後、高校生が母校の中学校を訪問し、高校の魅力を伝えたり、学校紹介の動画配信等を行うなど、中学生や保
護者をはじめ、地域への更なる広報の充実に努めてまいります。


6■増加傾向の不登校

Q:三沢さとし
県教育委員会によると、本県公立学校における、令和元年度中に連続または断続して30日以上欠席した、いわゆる
不登校児童生徒数は、小中高等学校を合わせると9,882人とのことであり、近年増加傾向が続いており、1万人の大
台が近づいている状況です。家庭で多くの時間を過ごしている不登校児童生徒への県の取り組み状況はどうか。

A:教育長

令和元年度の本県公立学校の不登校児童生徒のうち、学校・その他の相談機関等からの支援を受けていないものが
約4割となっており、当該児童生徒の状況を把握し、保護者との共通理解に基づく支援につなげることが大変重要だと
認識しています。県教育委員会では、家庭を訪問して支援機関への橋渡し等を行なう訪問相談担当教員を、各地
区の拠点校12校に配置し、フリースクール等の情報を掲載したパンフレットを作成し、保護者に向けて情報発信をした
ところです。
今後もこのような取り組みを推進するとともに、家庭と学校・支援機関をつなぐスクールソーシャルワーカーの活用を促進
するなど、ここ状況に応じた不登校児童生徒の支援充実に努めてまいります。


7■水産校舎のグラウンド

Q:三沢さとし
県立館山総合高校水産校舎のグラウンドについて、地元自治体などに貸し付けや売却するなど、有効活用すべきと思
うがどうか。

A:教育長

地元自治体や商工会議所等から地域振興のための借用の申し出があれば、学校の教育活動に支障がない場合には
県教育財産管理規定に基づき対応することとしています。なお、グランドを売却する場合は、館山総合高校海洋化の
授業での必要性や県での利活用等について、慎重に検討していく必要があると考えています。

   要望:三沢さとし

 まずは7年度以降を見据え、教育の質を下げないことを最優先に考えつつ
 地元の声を よく聞いたうえで、地域の活性化につながるよう、グラウンドの有
 効
活用に向けて検討を進めるよう要望します。
 


8■イノシシの捕獲強化


Q:三沢さとし
県南地域におけるイノシシの捕獲強化に向けた取り組みはどうか。

A:環境生活部長
県では、イノシシなどの有害鳥獣の捕獲を行う市町村に対し、捕獲数に応じて補助金を交付し、支援を行っています。
また、平成30年度から3年間、主に県南地域において、住民が一体となり、地域ぐるみで捕獲や防護等に取り組める
よう、県の専門職員が技術指導などを行うモデル事業を実施しており、昨年度末に地域の指導者向けの「獣害対策
マニュアル」を作成したところです。
こうした取り組みなどにより、令和2年度の市町村によるイノシシの捕獲頭数は、館山市で2,357頭、南房総市で
6,196頭であり、いずれも前年度より増加しています。


Q:三沢さとし
今後、県は県南地域における有害鳥獣対策を、どのように推進していくのか。

A:
熊谷知事
平成29年に策定したイノシシなどの「特定鳥獣管理計画」の計画期間が、本年度末に満了することから、今後、農業
被害や生息状況を調査し、専門家や市町村、地区猟友会などの意見を聞きながら、県南地域を含め有害鳥獣によ
る被害の軽減が図られるよう、計画を見直してまいります。


9■合同庁舎の再整備へ


Q:三沢さとし
安房合同庁舎の再整備について、今後どのように進めていくのか。

A:総務部長
新たな合同庁舎は、地域振興事務所や県税事務所などのほか、周辺の安房保健所や南部漁港事務所等を集約
のうえ、旧県立安房南高校跡地に整備することとしています。6月補正予算案では、土壌調査に必要な予算を計上
するとともに、基本設計等に係る債務負担行為を設定することとしたところです。引き続き、地元市と調整を図りながら
令和8年度中の供用開始を目指し、整備を進めてまいります。

Q:三沢さとし
今後、新たな合同庁舎の整備を進めるにあたり、どのような点に配慮していくのか。

A:総務部長
今般の再整備にあたっては、
〇利用者の立場に立ったバリアフリーやユニバーサルデザイン
〇地域住民の安全を支える災害対策拠点としての機能の充実
〇将来の行政需要の変化に対応できる機能性や柔軟性に優れる仕様
など、これらを備えた庁舎となるよう、工夫してまいります。

   要望:三沢さとし

 館山市の景観に配慮しつつ、真に地域に役立つ庁舎として整備してほしい。


      










 
 更新:2021-10-31
    

 「議会報告」  令和3年2月議会・6月議会 予算委員会(質疑応答)

 千葉県議会議員 
三沢さとし


          2月議会・6月議会の予算委員会に登壇し、地元館山市をはじめとする観光振興
          の視点から南房総地域の道路整備など課題を指摘し、しっかりと改善を要望しました。

          

  河川管理者の責任 
  災害時の物資支援 
  木造校舎の保存、活用
  除草で道路環境保全 
  館山警察署・当初計画通り・4年度中に完成 
  入札制度の見直し
  福祉タクシーの促進
  船形バイパスの進捗 
  補修道路の修繕予算
10    北条海岸の砂浜維持



1■河川管理者の責任


Q:三沢さとし
県は河川管理者として川に流れ込む竹木を排除し、海岸への漂着を抑制するよう取り組むべきと考えますが、海岸へ流れ
着く竹木の抑制のため、河川管理者としてどう対応しているのか。

A:県土整備部長
県では河川本来の流下機能を確保するため、河道内に繁茂する竹木や堆積した流竹木について、緊急浚渫推進事業
を活用し、計画的な撤去を進めており、今年度は安房地域の三原川など10河川を含む55河川で実施する予定です。
加えて巡視等により治水上支障となる流竹木の堆積を確認した場合には、随時撤去しています。

Q:三沢さとし
河川に隣接する民地所有者への働きかけも必要と考えますが、どうか。

A:県土整備部長
県では、巡視等の際は、河道内だけではなく隣接する民有地側の竹木の状況にも注視しており、必要に応じ、土地所有
者を確認の上、所有者に適切な処理を依頼することとしています。


   要望:三沢さとし 
 引き続き、河川の流れを維持し、適正な管理に努めていただき、海岸に漂着
 する竹木の抑制につながるよう、取り組んでいただくことを要望します。
 


2■災害時の物資支援

Q:三沢さとし
一昨年の房総半島台風では広範囲にわたる長期停電や屋根の損壊などが発生し、市町村からの要請に基づき県は多
数の物資を提供しました。今年度から新たに物資システムを導入したとありますが、災害時の円滑な運用のため、県はどの
ように取り組んでいくのか。

A:危機管理課長
物資調達・輸送調整等支援システムについては、今後、災害発生時の物資支援が円滑に実施できるよう、システムの操
作研修や情報伝達訓練を継続して実施してまいります。

Q:三沢さとし
システム導入により市町村との物資情報の共有が図られるようになったが、今後さらなる連携強化が必要と思うが、どうか。

A:危機管理課長
県内市町村と今後災害対応や備蓄の在り方等について協議の場を設けるなど、大規模災害に備え、連携の強化を図っ
てまいります。


3■木造校舎の保存、活用

Q:三沢さとし
館山市に所在する県指定有形文化財の県立安房南高校の旧第一校舎は、昭和5年に建てられた二階建ての木造校
舎で、歴史的価値が高く、地方的特色が顕著であり、本県を代表する近代学校校舎建築として、平成7年に県指定有
形文化財に指定されました。
地元では、地域のシンボルとして親しまれており、安房高等女学校木造校舎を愛する会が結成され、ボランティアで清掃を
行うなど精力的に活動しています。県としても、しっかり保存、活用に向けた取り組みをしてもらいたいと思っています。
そこで伺います。同旧第一校舎の管理と活用の状況はどうか。

A:教育長
同校舎は、現在県立阿波高等学校が管理しており、活用については県教育委員会において、文化財の効果的な情報
発信の観点から、平成25年から一般公開を行なってきました。ただ、昨年度は台風被害により、また今年度は新型コロナ
ウィルスのため、一般公開が中止となっている状況です。



4■除草で道路環境保全

Q:三沢さとし
私の地元、館山市をはじめとする南房総地域は、温暖な気候から県内有数の観光地であり、県外から多くの観光客が年
間を通して訪れています。観光客が初めて目にする風景の中には、地域の道路も含まれ観光地の印象として残るものでし
ょう。路肩に繁茂する雑草などにより、通行に影響のある箇所も残念ながら見受けられます。そこで質問します。県管理道
路の除草の状況はどうか。

A:県土整備部長
県では、観光地のアクセス道路や見通しが悪く通行に影響のある箇所などを優先し、できる限り年2回の除草を実施してい
ます。
加えて、道路パトロールや地域の要望も踏まえ、適宜除草を実施しています。

   要望:三沢さとし
 安全で安心して利用できる道路環境を保つためには、まだまだ予算が不足し
 ているように思われます。そこで、道路環境保全事業や舗装道路修繕事業
 の予算の更なる増額を要望します。

 


5■館山警察署、当初計画通り・4年度中に完成

Q:三沢さとし
館山警察署庁舎の建て替え工事の進捗状況はどうか。

A:警察本部長
館山警察署の庁舎建て替え工事は、県立安房南高校跡地に5階建ての庁舎棟と2階建ての車庫棟を建設することと
しており、令和2年12月から着工し、現在、基礎工事を行なっている段階で、当初の計画通り令和4年度中の完成を予
定しています。


Q:三沢さとし
完成後の新庁舎までのアクセスはどうなるのか。


A:警察本部長
新庁舎建設予定地は、県立安房南高校学校跡地の北側で、道路に面していない敷地となりますので、近接する館山バ
イパスと呼ばれる国道127号から新庁舎にアクセスできるよう、千葉県の負担金により館山市が道路を新設することとなって
おり、新庁舎が開署するまでには完成する予定となっています。


6■入札制度の見直し

Q:三沢さとし
公共事業の施行時期の平準化に向けた県土整備部の取り組みはどうか。

A:県土整備部長
施工時期の平準化を図るため、2カ年債やゼロ債の活用により、年度を跨ぐ工事を増やすとともに、早期の繰越設定により
当該年度中に発注するなど、年度当初に施行中の工事を増やすよう、取り組んでいます。
具体的には、昨年12月議会において前年度より17億円増となる約101億円のゼロ債を設定し、また、2カ年債務につい
ては、
6月補正後で前年度当初より約38億円増となる約121億円を計上しています。

Q:三沢さとし
受注機会確保のため、入札制度の見直し状況はどうか。

A:県土整備部長
一定の条件を満たす複数の工事を同時に発注する場合、予め定めた開札順序で落札者を決定し、落札者となった者に
ついては、それ以降に落札決定する案件の入札を無効にする、競争入札における一抜け方式を
令和3年4月1日から導
入し、複数の工事の入札に参加できるよう見直すとともに、受注機会の確保を図っています。


   要望:三沢さとし
 建設業者を取り巻く環境は厳しいものがあります。各地域の建設業者の受注
 における公平・公正な入札制度の改善に着実に取り組んでいただきますよう
 要望します。
 
 


7■福祉タクシーの促進

Q:三沢さとし
県では、平成29年度から福祉タクシー導入促進事業により、タクシー事業者等が福祉タクシーを導入する際に必要な経
費の補助を行っていますが、高齢化の進展が加速する中で、こうした事業は今後、ますます重要性を増すと考えています。
そこで伺います。高齢者や障がい者等の交通手段の確保充実について、県はどのように考えているのか。

A:熊谷知事
県では、県内に営業所を有するタクシー事業者等を対象として
福祉タクシーの購入に必要な経費について、国の補助に
上乗せして補助しており、昨年度の実績としては187台分の補助を行いました。
今年度もこれまでと同様の補助制度を継続することとし、必要経費を6月補正予算に計上したところであり、引き続き福祉
タクシーの普及を促進し、障害のある方たちの日常生活を支えてまいります。


8■船形バイパスの進捗

Q:三沢さとし
船形バイパスの進捗状況はどうか。

A:県土整備部長
館山市と共同して、国道127号線から館山市船形までの1.6キロのバイパスを整備しており、このうち県が整備している南
房総市域の0.5キロ区間については、用地取得率は約8割となっています。


   要望:三沢さとし
 地域住民のため、特に子ども達の安全のため、また地域活性化のため、1日
 も早く完成していただきますよう、要望します。
 


9■舗装道路の修繕予算

Q:三沢さとし
道路の舗装についても、ひび割れや段差、わだちのある箇所も見受けられるところがあります。安全で快適な走行を確保す
るためには、定期的な補修・修繕が必要だと考えます。そこで、舗装道路修繕事業の令和3年度の予算状況はどうか。

A:道路環境課長
舗装道路修繕事業の令和3年度の当初予算では、骨格予算として4月以降、早期に修繕が必要な個所について46億
1100万円を計上しています。

   要望:三沢さとし
 地元、安房地域をはじめ県内の道路維持管理には、まだまだ予算が不足し
 ているようです。舗装道路修繕事業の更なる予算の増額を要望します。


10■北条海岸の砂浜維持


Q:三沢さとし
北条海岸は、別名鏡ケ浦と呼ばれるように、静かで美しい海岸ですが、季節風により砂が波浪によって移動し、南側の突
堤付近では浜が痩せた状態になっています。北条海岸における砂浜の維持について、どのように対応しているのか。

A:県土整備部長
北条海岸については、冬から春にかけて吹く西南西の風による波浪の影響を受け、毎年、南突堤付近の浜が削られ、中
央突堤付近に砂が移動します。これにより、波打ち際に段差が生じるなど、親水性が低下するため、多くの観光客が利用
する海水浴シーズン前までに、移動した砂を元に戻し、削られた浜の復元を行っています。

   要望:三沢さとし
 皆さまに砂浜を楽しんでいただけるよう、引き続き砂浜の維持を要請します。
 


      










 
 更新:2021-08-21
    

 「議会報告」  令和3年2月定例県議会・一般質問
 千葉県議会議員 
三沢さとし

          
館山港の多目的桟橋に大型バスが回転できるスペースを設け
          地域観光の一層の起爆剤とするよう要望

■機能強化を確実に


Q:三沢さとし
    館山港の活用について、今後も館山港が観光の拠点として、多くの人々が集まる場所となるよう、施設の充実や受
    入環境の整備を行なうことにより、更なる利用増進を図ることが地域振興につながると感じています。
    そこで伺います。館山港多目的桟橋における大型バスの回転スペース確保に向けた取組状況はどうか。

A:県土整備部長
    館山港多目的桟橋は「にっぽん丸」などの旅客船が寄港し、県内の観光地を巡るバスツアーの起点として利用され
    るなど、南房総地域の活性化に寄与していますが、利用者からはバスが安全に回転できるスペースの確保を求める
    意見を多くいただいているところです。今後も地元市と連携しながら、早期に着手できるよう取り組んでまいります。


要望:三沢さとし
     館山港多目的桟橋の機能強化を確実に進めるための予算を十分確保し、早期に完成を図るよう要望します。


■海岸駐車場の管理

Q:三沢さとし
    北条海岸駐車場の利用について、明確なルール作りをするべきと考えるがどうか。

A:県土整備部長
    北条海岸の駐車場は、無料かつ常時開放されていることから、多くの方々にご利用されています。しかしながら昨年
    海水浴場が不開設となった際には駐車場から海岸へ車を乗り入れたり、1台で複数区画を占有したりといった、他
    の利用者の迷惑となるような事案が顕在化したことから、海岸への車両侵入防止柵の設置や巡視の実施など、緊
    急的な対応策をとったところです。
    県としては、マリンスポーツが活発になる時期に向け、館山市と協議しながら、駐車場利用にあたってのルールを作成
    し、承知してまいります。

要望:三沢さとし
     海岸駐車場の管理にあたって、今からしっかりと館山市と調整を図り、早期に検討するよう要望します。


■漁港の活性化

Q:三沢さとし
    船形漁港の市場の活性化について、どのように考えるのか。

A:農林水産部長
    漁港の市場の活性化するためには、市場の計画的な統合や施設の近代化により流通機能を強化し、価格形成力
    のほか、品質やコスト面での競争力を高めることが重要だと認識しています。
    このため県では、館山市と地元漁協の検討に加わり、調整を進めた結果、館山市内の4つの市場が船形漁協に統
    合されました。そのうえで、新たに衛生管理機構を強化した荷さばき所を整備することになったことから、県としても必
    要な支援を検討してまいります。


要望:三沢さとし
    館山市は「館山湾振興ビジョン」による船形バイパスの整備に合わせ、「ふれあい市場」の活用も含めた船形漁港
    周辺の活性化について検討を進めています。県には引き続き船形漁港の市場の活性化が、地域振興の拠点とし
    ても活かされるよう、ぜひとも協力していただきたい。


      










 
 更新:2021-03-17
    

 「議会報告」  令和3年2月定例県議会・予算委員会

 千葉県議会議員 
三沢さとし
 
 https://youtu.be/CJlmSPxVBcw
YouTube
      










 
  更新:2021-03-16
    

 「議会報告」  令和3年2月定例県議会・一般質問

 千葉県議会議員 
三沢さとし
 
https://youtu.be/TcM3h1MQAMcYouTube
      









       
「議会報告」 2の2 令和2年2月定例県議会・一般質問 登壇
「議会報告」 2の1 令和2年2月定例県議会・一般質問 登壇





2の2
    
    
 更新:2020-04-17
議会報告
千葉県議会議員 三沢さとし

(令和2年2月定例県議会・一般質問 登壇)2の2


6 ゼロ債の活用を 
7 災害時の消防団活動 
8 船形バイパスの状況 
9 海岸漂着物の処分
10  水産校舎跡 






6 )ゼロ債の活用を



(質問 三沢さとし)
地域の守り手として重要な建設業者の方々の経営状況は、依然として厳しいのが現状です。現場の急速な高齢化と若
者離れが深刻化する中、将来の担い手確保のため長時間労働の是正や、処遇改善などを促進することが急務になって
います。
そこで、公共事業の施工時期の平準化をさらに推進すべきと考えますが、県土整備部では具体的にどのような取り組みを
行っているのか。


(答弁 県土整備部長)
施行時期の平常化を図ることは、建設業の健全な発展、公共事業の品質確保や担い手の育成・確保などにつながるも
のだと認識しています。
県土整備部では、出先機関と本庁担当課で構成する「公共事業振興管理調整会議」を設置し、工事の計画的な発
注行うため、所属単位で設定した四半期ごとの契約目標に基づき執行状況の管理を行なっています。合わせて、2カ年
債務やゼロ債の活用、速やかな繰越設定などにより、平準化の推進に取り組んでいます。
特にゼロ債は昨年度の47億円から大幅に増額し、今年度は84億円を設定したところです。


(要望)
建設業者の方々の経営安定化や担い手の処遇改善など、建設業の更なる発展には施行時期の平準化が大変重要で
あり今後のゼロ債をさらに増額するなど、積極的な取り組みを要望します。







7 )災害時の消防団活動


(質問 三沢さとし)
令和元年の台風15号などで、県内各地の消防団ではどのような活動をしたのか。


(答弁 防災危機管理部長)
台風15号をはじめとする一連の災害においては、多くの消防団員が通常行っている警戒活動のほか、地元市町村や
県警機関と連携し、避難誘導、停電地域に於ける広報活動や安否確認など、地域の被災状況に応じ、様々な活動
を行っています。
これらの活動に加え、多くの倒木や長期間の停電があった地域では、チェーンソーを活用した倒木の撤去や給水支援な
どの活動が行われたほか、浸水被害の大きかった地域では、長時間にわたる排水作業を行うなど、地域住民の大きな助
けとなりました。


(質問 三沢さとし)
災害時における消防団雄活動について伺います。
市民にとって消防団は身近にいてくれる大変心強い存在です。今後も大規模な風水害や地震の発生が懸念される中で
消防団の災害対応能力の充実強化をどのように支援していくのか。


(答弁 防災危機管理部長)
県では新たに整備された消防学校において、消防団員を対象に狭隘空間における救出救護訓練を実施したほか、チェ
ーンソーやAED等の救助資機材の使用について指導するなど、災害の多様化、大規模化に対応できる消防団員の育
成を行っています。
また、災害時の活用に必要となる救助用資機材や安全装備品について、県の補助制度により市町村を支援するほか
排水ポンプや発電機などにも対象が拡大された国の補助制度の積極的な活用を促すことにより、消防団の災害対応能
力の充実強化を支援してまいります。







8 )船形バイパスの状況


(質問 三沢さとし)
館山市を含む南房総地域の魅力をさらに高めていくためには、道路網の整備が必要であり、船形バイパスは市内の観光
拠点をめぐる重要な道路と考えており、大きな期待を寄せているところです。船形バイパスの状況はどうか。


(答弁 県土整備部長)
県道犬掛館山線の国道127号から館山市船形までの現道では、道路の幅員が狭く、屈曲していることから、安全で円
滑な交通を確保するため、館山市と共同で1.6kmの船形バイパスを整備しています。
県が整備している南房総市域の0.5km区間については、順次、用地交渉を行ってきており、現在、用地取得率が約6
割となっています。また、館山市が整備している館山市域の1.1kmは、用地取得率が約7割となっており、まとまった用地
の確保ができたところから、道路改良工事を実施していると聞いています。


(要望)
用地交渉には、行政と地権者の信頼関係が重要です。用地買収の職員はできるだけ同じ職員で進めてもらうよう要望
します。







9 )海岸漂着物の処分


(質問 三沢さとし)
昨年の台風により館山市の海岸に漂着したゴミの処分状況はどうか。


(答弁 県土整備部長)
昨年の台風15号、19号及び10月25日の大雨により、県南部の海岸では大量のごみが漂着したことから、県ではパト
ロールの結果等を基に、漂着ゴミの回収・処分を行っています。その後も館山市の那古海岸をはじめとする各海岸では
ゴミが漂着していることから、パトロールのほか、市町村や地域住民から寄せられた情報を基に、これらを回収してきました。
回収したゴミは、民間の処理施設で処分することとしておりますが、現在、一時的に海岸に仮置きし処理施設が開くの
待っているところであり、年度末を目途に処分してまいります。


(質問 三沢さとし)
今回の台風等で海岸清掃にどれくらい予算がついているのか。


(答弁 県土整備部長)
昨年の台風による被害が甚大だったことから、12月議会において補正予算を編成し、海岸への漂着物撤去費用として
13億1500万円を追加措置したところです。


(要望)
海岸の維持、管理については、限りある予算と人員で対応していただいているかと思いますが、災害時には迅速に対処
できるよう要望します。また、海岸の漂着物には、河川から流されてきた竹が目立つので、河川から出ないような抜本的
な対策についても併せてお願いします。






10)水産校舎跡


(質問 三沢さとし)
県立館山総合高校水産校舎のグランドを、地元自治体等が地域振興のために使用できないか。


(答弁 澤川教育長)
同水産校舎のグランドは、将来の船員として必要な消火訓練などの授業で年間、数日程度使用していますが、他の日
の放課後や週末などは、ほぼ毎日、館山市内の近隣の中学校が部活動で使用しています。
地元から使用の申し出があれば、積極的に対応してまいります。
    
    
    





 2の1
    
    
 更新:2020-04-06
議会報告
千葉県議会議員 三沢さとし

(令和2年2月定例県議会・一般質問 登壇)2の1


1)台風の被害家屋で公費解体制度の活用を
2) 広域連携で観光振興
3)商店街空き店舗の活用
4) 電気柵の復旧に補助
5)避難所運営に配慮を



1)台風の被害家屋で公費解体制度の活用を

昨年の台風15号及び19号の被害から、復旧・復興に向けて公費解体制度の積極的な活用を提
言しました。
公費解体制度は、環境省の補助金を活用して災害からの普及・復興を図るもので、災害廃棄物の
処理に寄与する制度として期待されています。
また、南房総地域が連携した広域での観光振興や、建設業の深刻な状況から、公共事業の実施に
際して年間を通して工事を発注する平準化について提案しました


(質問 三沢さとし)
昨年の台風15号及び19号では全壊家屋に加え、半壊家屋についても、特例的に補助金の対象となったものと聞いてお
ります。この公費解体制度は、早期の復旧復興のために大変有効であり、この災害で被害が生じた多くの市町村が本制
度を活用して復旧を進めていくことが必要だと考えます。
そこで質問します。県内における公費解体、費用償還を行う市町村数はどうか。また、県では市町村をどのように応援して
いるのか。


(答弁 環境生活部長)
環境省の補助金を活用して公費解体または費用償還を行う見込みの市町村数、館山市や南房総市など33団体です。
県では、市町村の公費解体に係る事務がスムーズに進むよう制度に関する説明会を開催するとともに、災害時の協定を
締結している千葉県解体工事業協同組合から助言を得ながら、市町村へ情報提供を行っています。
また、市町村の要請に応じ、職員を派遣し、補助申請の受付等の業務を行っています。今後も、計画の処理目標である
令和3年3月末までに、公費解体を含む災害廃棄物処理が完了できるよう、市町村等の意見を聞きながら支援を行って
参ります。


(要望)
半壊の住宅を解体した場合は、国の被災者生活再建支援制度により、最大で300万円の支援金が支給されます。
しかしながら、この制度は解体が終わった後でなければ申請することができず、かつ、災害があった日から13カ月という申請
期間が設けられています。
解体作業がなかなか進まないなか、被災された方々の不安を少しでも軽減できるように、申請期間の延長に向けた手続
きを、できる限り速やかに進めていただくよう要望します







2)広域連携で観光振興


(質問 三沢さとし)
観光地域づくり育成支援事業において、現在、どのような取り組みが進んでいるのか。


(答弁 森田知事)
観光地域づくり育成支援事業は、市町村等が行う地域資源を活用して観光コンテンツの開発などにに対して支援するも
のであり、今年度は1月末時点で6事業に対し交付を決定したところです。
特に、広域連携による取り組みは、より大きな効果が期待できることから、補助限度額を引き上げて支援しており、例えば
南房総地域では、今年度五市町が連携して共通ホームページを作成し、海ほたる観察会などの地域の自然を生かした
体験ツアーをPRしているところです。


(要望)
来年度も、今年度と同額の予算が計上されているようですが、今後も地域の広域的な連携による観光地域づくりを積極
的に進めるとともに、こうした取り組みによる成果を息長く継続できるよう、県においてもPRなど、地域を強く後押ししていた
だきたい。







3)商店街空き店舗の活用


(質問 三沢さとし)
商店街が空き店舗活用の一つとして行うリノベーションの取り組みに対して、県はどのような支援と行っているのか。


(答弁 商工労働部長)
県では、商店街や商工団体が空き店舗を活用した取り組を行う場合、地域商業活性化事業等により、積極的に支援
することとしています。
具体的には、商店街が空き家店舗をアンテナショップやコミュニティ施設として活用するためのリノベーションを行う際、その
費用に対する補助を行うことに加え、企画段階においても中小企業診断士等のコーディネーターを派遣し、専門的なアド
バイスを行っています。







4)電気柵の復旧に補助


(質問 三沢さとし)
昨年の台風で被災した防護柵に対して、県はどのような対策を講じるのか。


(答弁 農林水産部長)
昨年の台風15号等により、県内9市町で約6キロの有害鳥獣対策の電気柵が断線、金網柵の破損等の被害が報告
されています。
このため、有害鳥獣による被害が拡大する恐れがあることから、被災した柵の復旧が早急に進むよう、県では策の再整備
に要する資材費に対し、補助を行うこ都としています。
また、策の復旧にあたり妨げになっている倒木の撤去に要する費用についても補助を行っています。







5)避難所運営に配慮を


(質問 三沢さとし)
昨年の一連の災害を踏まえ、要配慮者や女性に配慮した避難所運営について、県はどう取り組んでいくのか。


(答弁 森田知事)
県では、要配慮者に対する巡回。健康相談などの医療的な支援や更衣室やトイレ、洗濯物等に関する女性への配慮
などについて、避難所運営の手引きにより、市町村に促してきました。
今回の被害では、多くの避難所で要配慮者への保護活動が行われました。また、プライバシー確保のため、テントの設置
や母子専用の避難所を開設するなどの取り組みも見られました。


(要望)
今回の災害のように、被害が甚大になった場合は、指定した避難所が不足し、早急に避難所となる施設を探さなければ
なりません。県の施設や県立高校を早期に開放知るよう要望します。
    
    
    










 
    
 更新:2019-05-08
議会報告
千葉県議会議員 三沢さとし



(令和元年2月定例県議会・一般質問の抜粋)

地域の公共交通施策を要望
館山・鴨川間の交通検討会設置

「館山・鴨川間 道路計画」

(質問 三沢さとし)
館山・鴨川間道路交通対策検討会の設置目的と今後の健闘の進め方はどうか。

(答弁 県土整備部長)
館山・鴨川間の道路は、観光や物流を支える幹線道路に交通が集中し、市街地を中心に渋滞が発生している状況。
このような中、館山市・鴨川市間の交通課題に対する検討を行うことを目的に先月に検討会を設立しました。
本検討会では、県関係課及び地元市を会員とし、広域的ま道路計画の視点を持つ国土交通省をオブザーバーとして
招聘し、地元市町の意見を聞きながら、道路交通問題の抽出・整理や道路交通対策などの検討を進めます。


(要望)
昨年「地域高規格道路”館山・鴨川道路”整備促進期成同盟」が設立され、国や県に対し、早期整備の要望活動を
行っており、計画の具体化に向けて、地元では大きな期待を持っています。
この検討会を通じて、館山・鴨川間の交通の円滑化に向け、地元市町の意見をしっかりと聞いていただき、さらに議論を
深めていただくことを要望します。







多目的桟橋の拡充を要望
外航クルーズ船寄港で地域活性化


「クルーズ船誘致は重要」


(質問 三沢さとし)
クルーズ船は、寄港地を寄港地を中心に「一度に多くの観光客が訪れ、グルメやショッピングなど地域での消費に繋がり
寄稿地周辺の経済活性化につながるとともに、外国人観光客と地元住民との交流が進展するなどの効果も生まれて
いる。
クルーズ船の需要増加と東京オリンピック・パラリンピックを踏まえて、千葉県としてもクルーズ船の受け入れを契機とした
地域活性化を図っていくことが重要だと考える。
外航グルーズ線の受け入れについて、県はどのように考えているのか。

(答弁 商工労働部長)
外航クルーズ船の寄港によってもたらされる経済効果や、にぎわいの創出、様々な文化交流は地域活性化につながる
ことから誘致に向けた受入れ環境の整備が重要だと考えている。
そのためには、港湾施設の整備とともに、外国人観光客のニーズを踏まえた観光資源の魅力向上や快適な観光周遊
をサポートする体制づくりなど、取り組むべき課題がある。

こうした中で、君津、安房、中房総地域では、広域的に連携した外航クルーズ船誘致のための環境整備に向けた
取り組みも始めており、県としても協力しているところ。
今後もますます増加が見込まれるインバウンド観光の振興のために、市町村や観光事業者などが広域的に連携して
行う取り組みを積極的に支援していく。


(要望 三沢さとし)
少子化のなか、私たちの住んでいる館山市、南房総地域、鴨川地域でも人口が減少している。
そのためには、観光客に一人でも多く来てもらえるよう、県としても一生懸命やっていただきたい








地域農産物の販売促進

(質問 三沢さとし)
地域農産物の販売促進に向けて県はどのように取り組んでいくのか。

(答弁 森田知事)
地域の特色ある農産物を販売促進していくには、その特徴を見極め、差別化を図り付加価値を高めるとともに、
県内外の消費者や実需者に、その魅力を伝えることで新たな販路開拓などに取り組んでいくことが重要と考えている。
 ・ 温室ビワなど、地域ならではの品目のブランド化に対する支援
 ・ 卸売業者や小売店に向けた産地見学会の開催
 ・ 地域の直売所や首都圏の量販店におけるフェアの開催
 ・ 安房地域商談会「大地と海の恵み発見伝」の開催や、全国規模の商談会への出展支援
など様々な取り組みを展開しているところであり、今後も生産者の所得向上につなげていく。
 
    
    
    











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